皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史を学んでいきましょう。
「日清戦争」「日露戦争」と日本が関わる戦争を学んだ後、次に出てくるのが「第一次世界大戦(1914年~)」です。
これまでとは違い、世界中の多くの国々が2つのチームに分かれて戦うという、人類史上かつてない規模の戦争となりました。なぜ一箇所の事件が世界中に広がったのか? そして、この戦争で何が変わったのか? テストに出るポイントをスッキリ解説します!
第一次世界大戦
1. 復習:大戦前の世界はどうなっていた?
第一次世界大戦を学ぶ前に、まず当時の世界の「序列」を知っておきましょう。
- 一等国(列強): 強大な軍事力を持ち、植民地を持っている国々。
- 二等国: 植民地を持っていない国々。
- 三等国(植民地): 他の国に支配されている地域。
当時、日本の目標はこの「一等国」に仲間入りすることでした。そのためにイギリスと日英同盟を結び、日露戦争に勝利したのです。
2. きっかけは「ヨーロッパの火薬庫」

戦争の火種となったのは、バルカン半島です。
ここは多くの民族や宗教が入り乱れ、いつ爆発してもおかしくない状況だったため、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていました。
★ サラエボ事件
1914年、このバルカン半島のサラエボという場所で、オーストリアの皇太子夫妻がセルビアの青年に暗殺されました。これをきっかけに、同盟関係にあった国々が次々と参戦し、大きな戦争へと発展したのです。
3. あなたはどっちのチーム?「三国同盟」vs「三国協商」

世界は大きく2つのグループに分かれました。
| グループ名 | 主な国々 | 特徴 |
| 三国同盟(同盟国) | ドイツ、オーストリア、(イタリア) | ヨーロッパの中央に位置する国々 |
| 三国協商(連合国) | イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、日本 | 同盟国を囲むように位置する国々 |
※日本は日英同盟を結んでいたため、イギリス側の「連合国」として参戦しました。
4. 戦争のやり方が激変!「新兵器」と「総力戦」
第一次世界大戦では、科学技術の進歩によって、これまでの戦争では見られなかった恐ろしい武器が次々と登場しました。
- 4大新兵器: 戦車、飛行機、潜水艦(Uボート)、毒ガス
- 装備の変化: 弾丸から頭を守るため、これまでの帽子から鉄製のヘルメットへと変わりました。
★ 総力戦(そうりょくせん)
この戦争の最大の特徴は「総力戦」です。
戦場で戦う男性だけでなく、銃後(じゅうご:家庭や工場)に残った女性や子供たちも、兵器工場で働いたり食料を節約したりして、国全体の力をすべて戦争に注ぎ込みました。
5. 【豆知識】「ざんごう」の中の過酷な生活
この戦争では、地面に溝を掘って隠れながら撃ち合う「塹壕戦(ざんごうせん)」が長く続きました。
塹壕の中は泥だらけで、ネズミが走り回り、衛生状態は最悪。兵士たちはそこで何ヶ月も過ごさなければなりませんでした。あまりに過酷だったため、クリスマスだけは一時休戦して、敵味方関係なくサッカーを楽しんだという不思議なエピソード(クリスマス休戦)も残っています。
6. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 第一次世界大戦のきっかけとなった、オーストリア皇太子夫妻が暗殺された事件を何といいますか。
【問2】 民族紛争が絶えず、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていた地域はどこですか。
【問3】 ドイツ・オーストリア・イタリアが結んでいた同盟を何といいますか。
【問4】 戦車や毒ガスなどの新兵器が登場し、国中の人や物資を動員して戦う形式を何といいますか。
【問5】 日本が連合国側で参戦する理由となった、1902年にイギリスと結んだ同盟は何ですか。
7. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 サラエボ事件
【問2】 バルカン半島
【問3】 三国同盟
【問4】 総力戦
【問5】 日英同盟
8. 入試に出る記述問題
【問題】
第一次世界大戦が「総力戦」と呼ばれたのはなぜですか。「女性」という言葉を使って説明しなさい。
9. 答え
【解答例】
前線の兵士だけでなく、女性も兵器工場などで働いて生産を支えるなど、国の持つすべての力をつぎ込んで戦ったから。






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