奈良の大仏とよばれる
東大寺の大仏
聖武天皇の命令で造られた
聖武天皇は
仏教の力で国をおさめようとした
東大寺の大仏が造られた理由について
わかりやすく、簡単に解説していきます
キーワード
・聖武天皇
・東大寺の大仏
東大寺の大仏
① 東大寺の大仏の完成前
「奈良の大仏」と呼ばれる
「東大寺の大仏(廬舎那仏)」
大仏はマンションの6~7階くらいの大きさです。
東大寺の大仏を造る材料
銅が500トン、すずが8.5トン、水銀が2.5トン、金が441g
これは現在でトラック100台分にもなる量です。
これを奈良時代に集めたことになります。
東大寺の大仏を造るまでの期間は14年。
建設費は4657億円
期間と費用だけ見ても壮大な計画です。
東大寺の大仏を造らせたのは聖武天皇
聖武天皇はどうしてこれほど大きな大仏を造らせたのか?
聖武天皇は
仏教の力によって災害や病気から国を守ろうとした
聖武天皇が即位して、伝染病や災害が発生していました。
これを仏教に力によっておさめようと考えます。
そのために大きな大きな大仏(盧舎那仏)を造ります。
聖武天皇はどうやって大仏(盧舎那仏)を造る材料を集めたのでしょうか。
大仏を造るときに、聖武天皇から詔(みことのり)が出されています。
詔は天皇のお言葉のことです。
この世に存在する生き物全てを救おうという願いを立てて、盧舎那仏(大仏)をつくることにした。(中略)
だから全世界に仏法を広め、人々を自分の仏道修行の同志としたい。共々に正しい悟りを開きたいと思う。天下の富を持つのは自分である。天下の権力を持つのも自分である。この富と権力をもってすれば、大仏をつくることは、簡単であろう。しかし、このやり方では、大仏をつくる精神に合わないものになる。もし、人々の中でも一本の草や土を持って協力しようと願うものがいれば、役人は許可しなさい。
しかし、役人は、このことで人々を困らせたり無理矢理に奪ってはいけない。
簡単に言うと、誰でも大仏造りに参加できます。銅などを寄付してください。
まさかの、「寄付によって材料を集める」という方法をとります。
当時の銅は貴重品です。
家にある宝石を差し出すようなもんです。
聖武天皇の呼びかけに答えて、多くの人が銅を寄付します。
当時の人々は天皇の詔
仏教の力を信じていました。
そして、大仏は完成をします。
② 東大寺の大仏の完成後
東大寺の大仏が完成しました。
東大寺の大仏ができて世の中は良くなったのでしょうか?
歴史の年表を見ると
東大寺の大仏が完成した後
農民の逃亡
政治の混乱
自然災害
などがありました。
大仏づくりは意味があったのか?なかったのか?
難しい問題です。
まとめ
用語確認 一問一答
① 奈良の大仏と呼ばれる大仏があるお寺
② 奈良の大仏を造らせた人物
用語確認 一問一答 ~答え~
① 東大寺
② 聖武天皇