紀元前10~4世紀頃
弥生時代がはじまった
弥生時代とはどんな時代か
わかりやすく、簡単に解説していきます。
キーワード
弥生時代
・稲作
・弥生土器
弥生時代
① 弥生時代の特徴
弥生時代の最大の特徴
稲作
弥生時代は「稲作」がはじまりました。
朝鮮半島の人々から伝わり、日本全域に広がっていきます。
稲作がはじまったことで、縄文時代とはライフスタイルが違ってきます。
「稲作」をするために道具が進歩します。
収穫の時に使う「石包丁」
米の保管に使う「高床倉庫」です。
ただ、米を作るだけでなく、収穫するための技術、保存するための技術が進歩します。
米を保管するために「高床倉庫」は湿気を逃がし、米が腐りにくくなります。また、ネズミ返しを作り、ネズミに米を食べられることを防ぎました。
② 弥生時代のむら
稲作を行うために、「水」が重要になってきます。
川が流れる地域を確保する必要があります。
確保した場所で生活をします。
住居はたて穴住居のままです。
川の近くで水田を作り、「むら」を作っていきます。
より良い水田を作れる地域の奪い合いになります。
とれたお米をむら同士で奪い合うこともあります。
「むら」同士が争う時代となります。
弥生時代は「争いがある時代」です。
③ むら同士の争い
争いがあるため、むらのまわりは塀や柵でおおわれます。
物見やぐらがあり、敵が来ないか見張る必要が出てきました。
争いが起こるので、武器が必要になってきます。
稲作と同時に大陸から鉄器が伝わりました。
銅剣や銅矛が武器として使われるようになります。
しかし、武器だけでなく、お祭りの道具としても使われました。
また、むらのトップはまわりから一目置かれなければ行けません。
秘めたパワーを求めるようになります。
青銅器の銅鏡、銅鐸を持つことで、権威を示します。
これまで見たことがない、銅鏡や銅鐸を持っているむらのトップはまわりから一目置かれます。
銅鏡や銅鐸はお祭りの道具として使われました。
弥生土器
弥生時代
縄文土器よりも丈夫な土器ができます。
赤褐色で薄手で堅い土器の「弥生土器」です。
表面が赤褐色で薄手だけどかための土器
弥生土器は東京都の弥生で発見されたことから弥生土器と呼ばれます。
弥生土器を使っていた時代を「弥生時代」といいます。
まとめ
用語確認 一問一答
① 弥生時代に朝鮮半島からつたわった米を作る方法
② 赤褐色の薄手でかたい土器
用語確認 一問一答 ~答え~
① 稲作
② 弥生土器