皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史の裏側に迫っていきましょう。
前回の「日明貿易」の記事で、東アジアが海賊(倭寇)に悩まされていたお話をしましたね。実はその頃、お隣の朝鮮半島でも大きな「国交代」のドラマが起きていたんです。
「韓国ドラマでよく見る『イ・サン』や『世宗』ってどんな時代の人?」 「ハングル文字はどうして生まれたの?」
今回は、現在の韓国・北朝鮮のルーツである「朝鮮国(朝鮮王朝)」に特化して、世界一わかりやすく解説します!
朝鮮国の成立
1. 朝鮮国ができる前:モンゴルの影と「高麗」の終わり
朝鮮国の前は、高麗(こうらい/コリョ)という国でした。
- モンゴルの支配: 高麗は長い間、巨大帝国「元(モンゴル)」の支配を受けていました。日本を攻めてきた「元寇」のときも、元と一緒にやってきたのがこの高麗軍でしたね。
- 倭寇(わこう)の襲来: 14世紀、日本の海賊「倭寇」が高麗の沿岸を荒らしまくります。高麗はこの対応に疲れ果て、国内はボロボロになっていきました。
2. 朝鮮国の誕生:英雄「李成桂(りせいけい)」の決断
そんなピンチを救ったのが、軍の英雄李成桂(りせいけい/イ・ソンゲ)です。

- 倭寇を撃退: 李成桂は倭寇との戦いで大活躍し、国民のヒーローになります。
- クーデター: 1392年、彼は腐敗した高麗を倒し、新しく朝鮮国を建国しました(都は現在のソウルである漢陽:ハニャン)。
- 明との関係: 中国で「元」を追い出した「明」と仲良くし、一緒に倭寇を抑え込むことを約束しました。
3. 歴史上最高の名君!「世宗」とハングル文字
朝鮮国の歴史の中で、受験に絶対出る超重要人物が第4代国王の世宗(せいそう/セジョン)です。
★ 誰でも読める文字「ハングル」
当時の文字は、難しい「漢字」だけでした。漢字を学べるのはお金持ちのエリートだけで、普通の農民などは文字が読めず、法律も読めなくて苦しんでいました。
★ 社会人先生のポイント: 世宗は「文字が読めないせいで、自分の思いを伝えられない国民がかわいそうだ!」と考え、1446年にハングル(訓民正音:くんみんせいおん)を完成させました。

ハングルは、口の形などをヒントに作られた科学的な文字。パズルのように組み合わせて音を表すので、数日あれば誰でも読み書きできるようになる画期的な発明だったんです!
4. 日本(室町幕府)との繋がり:綿布が日本を救った?
朝鮮国は、日本の足利義満などの室町将軍とも活発に交流しました。
- 貿易の内容:
- 日本から: 銅、硫黄(いおう)、銀などを輸出。
- 朝鮮から: 綿布(めんぷ)や大蔵経(仏教の経典)を輸入。
- 歴史的影響: 朝鮮から伝わった「綿の種」や「綿織物」が日本中に広まったおかげで、日本人の服は麻(あさ)から、丈夫で暖かい「綿」へと変わっていきました。
5. 基礎用語の確認!一問一答(テストに出るよ!)
【問1】 1392年、高麗を倒して朝鮮国を建国した人物は誰ですか?
【問2】 朝鮮国の都となった「漢陽」は、現在のどこの都市ですか?
【問3】 第4代国王の世宗が制定した、現在の韓国・北朝鮮でも使われている文字を何といいますか?
【問4】 ハングルが制定された当時の正式名称(民を教える正しい音という意味)は何ですか?
【問5】 朝鮮国との貿易で、日本に伝わり日本人の服の歴史を大きく変えたものは何ですか?
6. 一問一答・答え
【問1】 李成桂(イ・ソンゲ)
【問2】 ソウル
【問3】 ハングル
【問4】 訓民正音(くんみんせいおん)
【問5】 綿織物(綿布)
7. 入試・定期テストに出やすい記述問題と答え
【問題】 世宗が「ハングル(訓民正音)」を作らせた目的を、当時の社会状況(漢字の使用)に触れて説明しなさい。
8. まとめ







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