「中国と台湾ってどうして別なの?」
「毛沢東と蒋介石って何を争っていたの?」
こうした疑問のカギとなるのが「中国内戦」です。
第二次世界大戦後の中国で、国民党と共産党が衝突し、最終的に中国が分裂することになります。
この記事では、中国内戦の原因・対立・その後の中国と台湾の関係までを、イラストなしでも頭にスッと入るよう、やさしく解説します!
中国内戦
1. 対立のはじまり:中国国民党 vs. 中国共産党
内戦の主役となるのは次の2つの政党です。
陣営 | 主な指導者 | 主張 |
---|---|---|
国民党 | 蒋介石(しょうかいせき) | 資本主義・西洋式の近代化を目指す |
共産党 | 毛沢東(もうたくとう) | 共産主義による平等な社会を目指す |
戦前からも争っていた両者ですが、日本が敗戦すると再び衝突します。
2. ソ連が支援したのは…どっち?
共産主義を信じていたソ連(当時は社会主義の中心国)が支援したのは当然…
👉 中国共産党(毛沢東)です!
一方、アメリカは中国国民党(蒋介石)側を支援していましたが、支援の効果は次第に弱まっていきます。
3. 内戦のゆくえ:中国共産党が勝利!
戦争が続いた結果、優勢となったのは中国共産党。
- 1949年、毛沢東が「中華人民共和国」を建国します
- 蒋介石は敗れて台湾へと撤退
- 台湾では「中華民国」政府を続けます
つまり、
💡 中国本土 → 中華人民共和国(共産党)
💡 台湾 → 中華民国(国民党)
これが現代の「中国vs.台湾」構造のスタートなのです!
4. 台湾と中国の関係、なぜ複雑?
台湾は今も「自分たちは独立した国(中華民国)」としていますが、
中国(中華人民共和国)は「台湾は中国の一部」という立場です。
世界の国々も、どちらを「正統な中国」と認めるかで外交バランスが問われているんですね。
📌 キーワードまとめ
用語 | 解説 |
---|---|
中国内戦 | 中国国民党と中国共産党が主導権をめぐって争った戦争 |
蒋介石 | 中国国民党のリーダー。戦後は台湾へ逃れる |
毛沢東 | 中国共産党の指導者。中華人民共和国を建国した人物 |
中華人民共和国 | 1949年、毛沢東が建国した現在の「中国」 |
中華民国 | 国民党が台湾に移って続けた「もうひとつの中国政府」 |
ソ連の支援 | 共産主義仲間として中国共産党に武器や資金を支援 |
❓ 単語の確認問題(選択式)
- 中国国民党のリーダーは誰?
A. 孫文 B. 毛沢東 C. 蒋介石 D. 周恩来 - 中国共産党のリーダーは誰?
A. 孫文 B. 毛沢東 C. 蒋介石 D. 周恩来 - 中国共産党を支援した国は?
A. アメリカ B. ソ連 C. イギリス D. ドイツ - 中国内戦で勝利したのはどちら?
A. 中国国民党 B. 中国共産党 C. 日本軍 D. モンゴル軍 - 中華民国は今どこにある?
A. 北京 B. 香港 C. 台湾 D. 沖縄 - 中華人民共和国が建国されたのは何年?
A. 1947年 B. 1949年 C. 1951年 D. 1955年
✅ 単語の確認問題の答え
- C. 蒋介石
- B. 毛沢東
- B. ソ連
- B. 中国共産党
- A. 台湾
- B. 1949年
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