南北朝時代と室町幕府とは?二条河原落書から建武の新政・足利尊氏の幕府までわかりやすく解説!

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皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の歴史について学んでいきましょう!

「天皇が2人いるってどういうこと?」

「後醍醐天皇の政治がたった2年で終わった理由は?」

鎌倉幕府が倒れた後、日本はふたたび激動の時代に突入します。この記事では、当時の混乱ぶりを伝える 二条河原落書 を手がかりに、中学生にもわかりやすく解説します。この記事を最後まで読んで、室町幕府成立の流れをマスターしましょう!

建武の新政から室町幕府の成立


1. 二条河原落書とは? ―― 時代の混乱を語るメッセージ

1334年、京都の二条河原に、当時の政治を皮肉った落書きが出されました。これが 二条河原落書 です。

リズムの良い五七調で書かれたこの文章からは、当時の人々の「不安な思い」や「政治への不満」がひしひしと伝わってきます。なぜ人々は、新しい政治に対してこんなにも怒っていたのでしょうか?


2. 建武の新政:なぜ2年で失敗したのか?

幕府を倒した後、後醍醐天皇が自ら始めた政治を 建武の新政 といいます。

しかし、この政治は武士たちの激しい怒りを買いました。

  • 貴族中心の政治:恩賞や役職が貴族ばかりに与えられ、戦った武士が軽視された。
  • 土地支配の混乱:土地の所有に天皇の承認が必要になり、手続きが混乱した。
  • 重い税金:天皇の新しい御所を建てるために、武士から高い税金を取り立てた。

結局、武士たちの不満が爆発し、この政治はたった 2年 で崩壊してしまったのです。


3. 南北朝時代のはじまり:2人の天皇

武士の不満を背景に立ち上がったのが、 足利尊氏 です。

1336年、尊氏は後醍醐天皇を京都から追放しました。

  • 北朝(京都):尊氏が立てた 光厳天皇
  • 南朝(吉野):逃れた 後醍醐天皇

こうして、約60年間にわたって天皇が2人並び立つ 南北朝時代 が始まりました。


4. 室町幕府の成立としくみ

足利尊氏は北朝の天皇から征夷大将軍に任命され、京都に幕府を開きました。これが 室町幕府 です。

幕府のしくみも、鎌倉時代から大きく変わりました。

  • 管領:将軍を補佐する最高役職。鎌倉幕府の「執権」にあたるポジションです。
  • 鎌倉府:関東を監視・統治するための機関。幕府が京都にあるため、東日本を管理する重要な拠点となりました。
  • 守護大名:地方の守護が強い権限を持ち、一国を支配する実力を持つようになりました。

5. キーワードまとめ

用語内容
二条河原落書1334年に出された風刺文。建武の新政への民衆の不満を表している。
建武の新政後醍醐天皇による貴族中心の政治。武士の反発で2年で崩壊。
南北朝時代天皇が南朝(吉野)と北朝(京都)に分かれた約60年間の動乱期。
管領室町幕府で将軍を補佐する最高役職。執権の代わりに置かれた。
鎌倉府室町幕府が関東を監視・統治するために設置した機関。

6. 基礎用語の確認問題(選択式)

【問1】二条河原落書が書かれた年は?

A. 1333年 B. 1334年 C. 1336年 D. 1340年

【問2】建武の新政が2年で終わった理由として正しいものは?

A. 天皇の病気 B. 武士の反乱 C. 鎌倉幕府の復活 D. 貴族の争い

【問3】南北朝時代の始まりとして正しい組み合わせは?

A. 北朝=後醍醐天皇 / 南朝=光厳天皇

B. 南朝=後醍醐天皇 / 北朝=光厳天皇

【問4】室町幕府で執権の代わりに置かれた役職は?

A. 将軍 B. 管領 C. 大臣 D. 門番

【問5】鎌倉府が設置された目的として正しいものは?

A. 貿易管理 B. 朝廷の補助 C. 関東地方を監視・統治するため


7. 基礎用語の確認問題の答え

  • 【問1】 B:1334年
  • 【問2】 B:武士の反乱
  • 【問3】 B:南朝=後醍醐天皇 / 北朝=光厳天皇
  • 【問4】 B:管領
  • 【問5】 C:関東地方を監視・統治するため

8. 高校入試対応:記述問題

【問題】

建武の新政が武士に不満をもたらした理由を、政治の内容から説明しなさい。

【解答例】

恩賞や役職が貴族に偏り、政治の中心も貴族が担っていたため。また、土地の所有権が不安定になり、さらに武士から重い税を集めようとしたから。

建武の新政 の失敗から 南北朝の動乱 、そして 室町幕府 の成立。

この流れのポイントは「武士の不満を誰が解決しようとしたか」にあります。尊氏が武士の期待を背負って幕府を開き、京都を中心に新しい政治のしくみを作ったことを整理しておきましょう!


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