皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史を学んでいきましょう。
歴史のテストで、1232年という数字とセットで必ず出てくる「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」。
「名前が強そうだけど、結局どんなルールなの?」「なんでわざわざ法律を作ったの?」とモヤモヤしている人も多いはず。
実はこれ、ただの法律ではありません。日本を支配する主役が「貴族」から「武士」に完全に切り替わったことを証明する、歴史的大事件なんです!
今回は、世界で一番わかりやすく、そして試験に絶対出るポイントを凝縮してガチ解説します!
1. 誕生のきっかけ:最強の火種「承久の乱」
御成敗式目が生まれた背景には、1221年の「承久の乱(じょうきゅうのらん)」があります。
- 乱の理由: 後鳥羽上皇が「幕府を倒して天皇中心の政治に戻したい!」と兵を挙げました。
- 乱の結果: 北条政子の演説で団結した幕府軍が圧勝! 上皇は隠岐(おき)へ流され、幕府は京都に監視役の六波羅探題(ろくはらたんだい)を置きました。
★ 西日本への支配拡大
ここが重要です! 幕府は上皇側についた貴族たちの土地を没収し、そこに新しい地頭(新補地頭)を大量に送り込みました。
これによって、幕府の力はそれまで弱かった西日本まで一気に広がったのです。
2. なぜ新しい法律が必要だったのか?(土地争いの激増)
幕府の力が全国に広がると、ある大問題が発生しました。
- 地頭(武士)vs 貴族: 新しく来た地頭(武士)と、もともとその土地を持っていた貴族や寺社が、「ここは俺の土地だ!」「年貢をよこせ!」と毎日のようにケンカ(土地争い)を始めたのです。
- 裁判が大混乱: 当時の法律(律令)は貴族のための難しいものでした。武士には理解できないし、貴族に有利な内容ばかり。

「これじゃあ公平な裁判ができない! 武士たちが納得できるルールを作らなきゃ!」と立ち上がったのが、3代執権の北条泰時(やすとき)でした。
3. 御成敗式目(1232年)の中身と特徴
北条泰時は、誰が見ても「納得できる」ルールを目指しました。

① 「道理(どうり)」がベース
これまでの難しい貴族の法律ではなく、武士の社会でずっと守られてきた「ならわし(慣習)」や、人として正しい道=「道理(どうり)」を基準にしました。
② 全部で「51カ条」
なぜ51個なのか? これは当時最も優れた法律とされていた「大宝律令」の精神を尊重しつつ、覚えやすい数にしたと言われています。
③ 公平な裁判のルール
「いくら身分が高い者でも、悪いことをしたら負け」。この当たり前だけど難しい公平さをルール化したのが画期的でした。また、20年間その土地を支配していたら自分のものになるという「20箇年改替(ねんきょかいたい)の法」など、実務的なルールも満載です。
4. 比較で覚える!「律令」と「式目」の違い
受験生はここをスクリーンショットして覚えてください!
| 比較項目 | 律令(りつりょう) | 御成敗式目(ごせいばいしきもく) |
| 作った人 | 朝廷(天皇) | 鎌倉幕府(北条泰時) |
| 対象者 | 全国の人々(主に貴族向け) | 御家人(武士) |
| 基準 | 中国の法律を真似た難しいもの | 道理(理由)や武士の慣習 |
| 目的 | 天皇による全国支配 | 土地争いを公平に解決する |
5. 時代を超えた影響:武士のバイブルへ
御成敗式目は、鎌倉時代が終わっても消えませんでした。
- 室町時代・戦国時代: この法律をベースに新しい法律が作られました。
- 江戸時代: 武士たちの「教養」として読まれ続け、裁判の見本とされました。
「道理」を大切にする精神は、日本人の考え方の基礎になったとも言われているんですよ。
6. 基礎用語の確認!一問一答
【問1】 1232年、北条泰時が作成した日本初の武士の法律は何ですか?
【問2】 御成敗式目が基準とした、武士のならわしや社会の常識を何といいますか?
【問3】 御成敗式目は、全部で何カ条ありますか?
【問4】 御成敗式目が対象としたのは、どのような人々ですか?
【問5】 泰時がこの法律を作ったきっかけとなった、地頭と貴族の間で増えていた争いは何ですか?
7. 一問一答・答え
【問1】 御成敗式目(または貞永式目)
【問2】 道理(どうり)
【問3】 51カ条
【問4】 御家人(武士)
【問5】 土地の争い(領地争い)
8. 入試、定期テストに出やすい記述問題と答え
【問題】
北条泰時は、なぜこれまでの貴族の法律(律令)ではなく、新しく「御成敗式目」を作る必要があったのですか。「土地」と「裁判」という言葉を使って説明しなさい。
【答え】
承久の乱のあと、地頭と貴族の間で土地をめぐる争いが急増したが、難しい律令では武士が納得できる解決が難しかったため、武士の慣習に基づいた公平な裁判を行う基準を作る必要があったから。
10. まとめ







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