「朝鮮戦争ってまだ続いてるって本当?」
「どうして韓国と北朝鮮は別々の国になったの?」
そんな疑問の答えが見えてくるのが、1950年に始まった「朝鮮戦争」です。
この記事では、朝鮮半島を二つに分けたきっかけ、アメリカや中国がなぜ関わったのか、そして戦争が“終わっていない理由”までを、中学生にもわかりやすく解説します!
朝鮮戦争
1. 朝鮮半島はなぜ南北に分かれた?
1945年の第二次世界大戦後、日本が統治していた朝鮮半島は独立します。
- 北緯38度線を境に、
→ 北側:ソ連の影響 → 北朝鮮
→ 南側:アメリカの影響 → 韓国
こうして、一つの国だった朝鮮は南北に分かれてしまったのです。
3. 1950年、戦争が始まる!
1950年6月25日――
突然、北朝鮮が韓国へ奇襲攻撃!
- ソ連の支援を受けた北朝鮮が一気に南へ進撃
- 韓国はピンチに!
韓国を助けるため そこへ登場したのが…
アメリカ中心の「国連軍」
国際連合(国連)はすぐに反応し、アメリカを中心にした「国連軍」を韓国に派遣。
- 韓国を支援し、北朝鮮を押し返す
- 一時は中朝国境付近まで北朝鮮を追いつめる!
そこで中国人民義勇軍が反撃!
北朝鮮がピンチになると、今度は中国(中華人民共和国)が北朝鮮を応援!
- 「中国人民義勇軍」が戦争に参加し、再び戦局が逆転
- 戦線は南北を行ったり来たりの泥沼状態に
4. 板門店で“休戦”へ…だけど?
1953年
北緯38度線付近の「板門店(パンムンジョム)」で休戦協定が結ばれます。
- 国境は元の位置に戻る
- → でも!「終戦」ではなく「休戦」なのです…
現在も北朝鮮と韓国は戦争状態が続いているというのはこのためです!
まとめ
用語 | 解説 |
---|---|
朝鮮戦争 | 北朝鮮が韓国に侵攻したことから始まった戦争(1950〜1953年) |
板門店 | 北朝鮮と韓国の境界線にある、休戦協定を結んだ場所 |
38度線 | 朝鮮半島を北と南に分けるライン。現在も事実上の国境 |
確認問題
単語の確認問題(選択式)
- 朝鮮戦争が始まったのは何年?
A. 1945年 B. 1950年 C. 1953年 D. 1960年 - 韓国を支援したのは?
A. ソ連 B. 中国 C. 国連軍(アメリカ中心) D. 日本 - 北朝鮮を支援したのは?
A. アメリカ B. 中国人民義勇軍 C. 国連 D. フランス - 休戦が結ばれた場所は?
A. 北京 B. ソウル C. 板門店 D. ピョンヤン - 朝鮮戦争の現在の状態は?
A. 終戦 B. 降伏 C. 勝利 D. 休戦中
✅ 単語の確認問題の答え
- B. 1950年
- C. 国連軍(アメリカ中心)
- B. 中国人民義勇軍
- C. 板門店
- D. 休戦中
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