皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史を学んでいきましょう。
皆さんは「世界で一番強い武器」って何だと思いますか? 核兵器? ミサイル? いえいえ、歴史上、世界最強の帝国を追い詰めたのは、たった一人の男が掲げた「非暴力(ひぼうりょく)・不服従(ふふくじゅう)」という信念でした。
その名は、マハトマ・ガンディー。
「どうして殴られてもやり返さないのに勝てたの?」 「イギリスはなぜインドに嘘をついたの?」
今日は、ガンディーの人生を変えた「屈辱の事件」から、世界を感動させた「塩の行進」まで、世界一わかりやすく解説します!
インドの独立運動~ガンディーと共に~
1. 第一次世界大戦前のインド:奪われる富とプライド
当時のインドは、世界最強の国イギリスの植民地(インド帝国)でした。
- イギリスの狙い: インドを「原料の供給地」と「製品の売り場」にしました。
- 産業の破壊: イギリス製の安い布が大量に入ってきたことで、インド伝統の手織り産業はボロボロに。インドの人々は、自分たちの服さえ自分たちで作れなくなっていました。
2. ガンディーの原点:南アフリカで受けた「一生の屈辱」
ガンディーは最初から「聖者」だったわけではありません。彼はイギリスで法律を学んだエリート弁護士でした。そんな彼を変えたのが、仕事で行った南アフリカ共和国での出来事です。
★ 感動エピソード:放り出された一等車
ある日、ガンディーは一等車のチケットを持って列車に乗りました。しかし、白人の乗客が「有色人種と同じ車両は嫌だ」と警察を呼びました。 ガンディーは「チケットを持っている!」と正当に主張しましたが、警察によって極寒の駅のホームに荷物と一緒に放り出されてしまったのです。
暗いホームで震えながら、彼は思いました。 「この不当な差別を許してはいけない。でも、暴力でやり返せば、また新しい憎しみが生まれるだけだ。正しさを貫くことで戦おう」 これが、世界を変える「非暴力」の思想が生まれた瞬間でした。

3. 第一次世界大戦:イギリスの「大ウソ」と裏切り
1914年、第一次世界大戦が始まると、イギリスはインドにこう頼みました。「戦争に協力してくれたら、終わった後にインドの独立(自治)を認めるよ!」
インドの人々はこの言葉を信じました。
100万人以上のインド兵が、イギリスのために戦場へ向かいました。
多くの戦死者を出しながら、インドはイギリスの勝利に貢献したのです。
しかし、戦争が終わった1919年。イギリスがとった行動は……
このあまりにひどい裏切りに、インド中の怒りが爆発しました。
4. 伝説の「塩の行進」:静かなる革命
戻ってきたガンディーは、ユニークな方法でイギリスに抵抗しました。
★ 「自分で作る」ことが最大の武器
ガンディーは、イギリス製の服を買うのをやめ、自ら糸車を回して布を織りました。 「自分たちの生活を自分たちの手に取り戻そう」というメッセージです。

★ 塩の行進(1930年)
イギリスは、生きていくのに絶対必要な「塩」に高い税金をかけ、インド人が勝手に作ることを禁止していました。 ガンディーは「海へ行って、自分たちで塩を作ろう!」と、380kmもの距離を歩き始めました。
最初は少人数でしたが、ゴールする頃には数万人の大行列に! 武器を持たず、ただ歩いて塩を作る。その「正しさ」が世界中に報道され、イギリスの支配の不当さが世界中に知れ渡ったのです。

5. 基礎用語の確認!一問一答(テストに出るよ!)
【問1】 インドの独立運動を指導し、「非暴力・不服従」を掲げて戦った人物は誰ですか?
【問2】 第一次世界大戦中、イギリスがインドに協力を求めるために行った「嘘の約束」とは何ですか?
【問3】 イギリス製の布を買わずに自分たちで織ることを奨励するため、ガンディーが自ら回していた道具は何ですか?
【問4】 イギリスが生活必需品に高い税金をかけたことに抗議し、ガンディーが海まで歩いた運動を何といいますか?
【問5】 戦後の独立運動を抑えるため、イギリスが制定した「裁判なしで逮捕できる」という法律を何といいますか?
6. 一問一答・答え
【問1】 ガンディー(マハトマ・ガンディー)
【問2】 戦後の自治(独立)の約束
【問3】 糸車(チャルカ)
【問4】 塩の行進
【問5】 ロウラット法
7. 入試・定期テストに出やすい記述問題と答え
【問題】 ガンディーが「非暴力・不服従」という手段をとったのはなぜですか。イギリス側の対応とその目的をふまえて説明しなさい。
【答え】 武器を持たない民衆が暴力を使わず、不当な法律に従わない姿勢を貫くことで、イギリスの支配の不当さを世界に示し、国際的な批判を高めることで独立を勝ち取ろうとしたから。
8. まとめ







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