皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史を学んでいきましょう。
鎌倉時代の武士と聞くと、「いざ鎌倉!」と叫んで戦場を駆け抜けるカッコいい姿を想像しますよね? でも、彼らの本当のすごさは、戦い以外の「ふだんの暮らし」に隠されているんです。
「武士は朝起きて何をするの?」「実は女性の地頭もいたって本当?」「幕府が滅びた原因は土地の分け方にあった?」
今回は、鎌倉武士のリアルな24時間から、幕府滅亡に繋がるドロドロの相続事情まで、世界一わかりやすく解説します!
鎌倉時代の武士の生活
1. 鎌倉武士の24時!最強の戦士は朝が早い
鎌倉武士は、基本的に地方の「館(やかた)」に住んでいます。彼らの1日は、今の私たちよりもずっとハードで、ストイックなものでした。
★ モーニングルーティン:弓と馬の猛特訓
武士の朝は夜明けとともに始まります。朝食の前にまず行うのが、「弓馬(きゅうば)の道」の修行です。

- 笠懸(かさがけ): 的をめがけて馬を走らせながら弓を射る。
- 犬追物(いぬおうもの): 逃げる犬を的にして、馬の上から弓を射る(※犬が死なないように、矢の先には丸いカバーをつけていました)。
彼らにとって、馬を操り弓を射ることは「教養」であり「生き残るためのスキル」でした。
2. 「惣領(そうりょう)」を中心としたチーム経営
武士は一人で戦うわけではありません。一族全員がチームとして動いていました。
- 惣領(そうりょう): 一族のリーダー。本家の長男が務めることが多いです。
- 庶子(しょし): 惣領の兄弟たち。分家として惣領に従います。
惣領は、一族の土地をまとめ、幕府から呼び出しがあれば庶子たちを引き連れて戦場へ向かいます。この「血の繋がり」による強い団結力が、鎌倉幕府を支えるエンジンでした。
3. 【意外!】女性の「女地頭(おんなじとう)」も大活躍!
「武士の世界は男だけ」と思っていませんか? 実は、鎌倉時代は女性の地位がとても高かったんです。
当時、親の土地は息子だけでなく娘にも分け与えられていました(分割相続)。 そのため、女性が土地の持ち主である「地頭(じとう)」として、年貢(税金)の取り立てをしたり、村の裁判を行ったりすることも珍しくありませんでした。戦いになれば、鎧(よろい)を着て戦場に出る「女武者」もいたんですよ!

4. 幕府滅亡のカウントダウン:魔の「分割相続」
鎌倉時代の初期には、子供たち全員に土地を分ける「分割相続(ぶんかつそうぞく)」が当たり前でした。でも、これが幕府を滅ぼす「時限爆弾」になってしまいます。
- 土地が小さくなる: 代を重ねるごとに、1人がもらえる土地がどんどん細かくなります(例えば、100の土地を4人で分けると25。次はさらにその半分……)。
- 貧乏になる: 土地が小さすぎて、生活ができなくなります。でも、武士としての面子(めんつ)や軍役のコストは変わりません。
- 元寇(げんこう)の追い打ち: 命をかけて外国(元)と戦ったのに、もらえる土地がない!
- 借金まみれ: 多くの御家人が土地を売ったり質に入れたりして、幕府への忠誠心を失っていきました。
「土地を守ってくれるから、命をかけて戦う」という御恩と奉公のバランスが、この分割相続のせいで崩壊してしまったのです。
5. 基礎用語の確認!一問一答(テストに出るよ!)
【問1】 鎌倉武士が最も重んじた、馬術と弓術の教養を合わせて何といいますか?
【問2】 一族のリーダーとして庶子(兄弟たち)をまとめる役職を何といいますか?
【問3】 親の土地を子供たち全員に分けて引き継ぐ制度を何といいますか?
【問4】 土地を所有し、地頭として活躍した女性のことを何と呼びますか?
【問5】 分割相続による土地の細分化や元寇の影響で、御家人が困窮した結果、幕府が出した「借金帳消し」の命令を何といいますか?(※発展)
6. 一問一答・答え
【問1】 弓馬(きゅうば)の道
【問2】 惣領(そうりょう)
【問3】 分割相続
【問4】 女地頭(おんなじとう)
【問5】 徳政令(とくせいれい)
7. 入試、定期テストに出やすい記述問題と答え
【問題】 鎌倉時代、代々続けられた「分割相続」が、のちに鎌倉幕府が衰退する原因になったのはなぜですか。「土地」と「御家人」という言葉を使って説明しなさい。
8. まとめ







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