オリンポスの神々って誰?ポリスやアレクサンドロス大王って何をしたの?
この記事では、古代ギリシャの文化や民主政治、アレクサンドロスの東方遠征、ローマ帝国の発展までを、中学生にもやさしく楽しく解説!社会のテストにも自由研究にもバッチリ対応!
古代ギリシャ・ローマ文明
1. ギリシャ神話と市民の暮らし
- オリンポスの12神(ゼウス・アテナ・ポセイドンなど)は、ギリシャの人々が自然や戦争、農業を神としてあがめた姿です
- 2800年前のギリシャの人々は、自然とともに生きながら、神々に感謝や願いをささげていました
太陽の神、月の神、戦争の神、狩りの神…それぞれが当時の暮らしや産業とつながっていたのです
2. ポリス(都市国家)とアテネ・スパルタ
- ポリス=都市国家。アテネやスパルタなどがその代表!
- 地中海の明るい気候と丘陵地帯の地形により、小麦が育ちにくく→貿易(交易)がさかんに!
ポリス名 | 特徴 |
---|---|
アテネ | 民主政治、商業がさかん、文化と芸術が発展 |
スパルタ | 軍事国家として知られ、厳しい教育と統制 |
小麦のためにギリシャ人はイタリア・エジプト・メソポタミアへと交易を広げました!
ペルシャ戦争と市民による決断
- 東の強国ペルシャ帝国がギリシャの貿易を邪魔しようとしたとき――
ギリシャの市民たちはどうしたか?
→ 国の決定は**市民たちの話し合い(民会)**で決まった!
→ 戦うと決めた市民が、実際に兵士になって戦いました!
戦争すら“市民が決めて、市民が戦う”のがギリシャの民主政治の特徴!
3. アレクサンドロス大王とヘレニズム
- 紀元前4世紀、ギリシャ全体をまとめ、東へ大遠征したのがマケドニアのアレクサンドロス大王
彼が征服した地域:
- エジプト文明(ナイル)
- メソポタミア文明(チグリス・ユーフラテス)
- なんとインダス川流域(インダス文明)まで!
→ ギリシャの文化がオリエントの文化とまざりあい、**ヘレニズム文化(ギリシャ風)**が生まれました!
4. ローマ帝国の登場と支配
- ローマは当初は小さな都市でしたが、次第に地中海世界を制覇!
ローマの特徴:
- 軍事力:強い兵士と重装歩兵部隊
- 道路網:なんと40万km(地球10周分)の道を整備!
- 娯楽:コロッセオ(剣闘)やテルマエ(温泉)なども整っていた
ローマ人は戦いにも強く、生活も楽しんでいたんですね!
キーワードまとめ
用語 | 解説 |
---|---|
ポリス | ギリシャの都市国家。アテネやスパルタが有名 |
ペルシャ戦争 | ペルシャ帝国とギリシャのポリス連合が戦った戦争 |
民会 | アテネの市民が集まり、政治を決めた話し合いの場 |
アレクサンドロス大王 | 東方遠征でヘレニズム文化を生んだマケドニアの王 |
ローマ帝国 | ヨーロッパや地中海一帯を支配した大帝国。道路・軍事が発展 |
確認問題
単語の確認問題(選択式)
- ギリシャの都市国家は何と呼ばれていた?
A. 民会 B. ポリス C. パレス D. コロッセオ - ペルシャ戦争で戦うことを決めたのは誰?
A. 王様 B. 神官 C. 市民 D. 奴隷 - アレクサンドロス大王が作った文化の名前は?
A. ローマ文化 B. ヘレニズム文化 C. アジア文化 D. 商人文化 - ローマが整備したのはどれ?
A. 海底トンネル B. 空港網 C. 道路網 D. 高速船 - 古代ローマの娯楽施設は?
A. マーケット B. アゴラ C. コロッセオ D. シルクロード
✅ 単語の確認問題の答え
- B. ポリス
- C. 市民
- B. ヘレニズム文化
- C. 道路網
- C. コロッセオ
✍️ 用語練習問題(記述式)
- ギリシャのポリスで政治や戦争の決定を誰が行ったか説明しなさい
- ギリシャの市民が戦争する理由と戦う場所を答えなさい
- アレクサンドロス大王が征服した地域を2つ答え、どんな文化が生まれたか説明しなさい
- ローマ帝国が強かった理由を2つあげて説明しなさい
- 古代ローマで人々が楽しんでいた施設や文化を1つ紹介しなさい
✅ 用語練習問題の解答例
- 市民たちがアゴラで話し合い、民会で決定した
- 市民自身が武器を持ってポリスを守るために戦った。戦場はオリエントやペルシャとの戦争
- メソポタミアとエジプトを征服し、ギリシャと東方の文化が混ざったヘレニズム文化が生まれた
- 強力な軍隊(重装歩兵)と、広い道路網で移動と支配がしやすかった
- コロッセオでの剣闘(けんとう)やテルマエ(温泉)などの娯楽施設があった
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