「世界一周っていつ誰がはじめて達成したの?」
「マゼランは最後まで航海したの?」
この記事では、大航海時代に世界を一周するという人類初の偉業を成し遂げたマゼラン船隊について、出発の理由・航海のルート・その後の影響まで中学生向けにわかりやすく紹介します。授業で習った“命をかけた航海”のドラマを振り返りましょう!
マゼラン
1. コロンブスの後、世界一周を目指す!
コロンブスがアメリカ大陸を発見したことで、「西回り航路」が注目されるように。
→ マゼランは「西回りでもインド(インディアス)へ行けるはず」と考え、航海へ出発!
目的:香辛料を手に入れ、ヨーロッパへ持ち帰ること
2. 航海ルートと世界一周の偉業!
年代 | 地点 | 内容 |
---|---|---|
1519年 | スペイン出発 | 船隊として複数の船でスタート |
南アメリカ南端 | マゼラン海峡を発見し、太平洋へ突入 | 現在もその名が残る難関ルート |
太平洋横断 | 食糧不足・病気・嵐などに苦しみながら航海 | 多くの船員が命を落とす |
フィリピン | 現地の争いに巻き込まれ、マゼラン本人は戦死 | マゼランは世界一周を達成できず |
1522年 | 一部の船と乗組員がスペインに帰還 | 船隊として世界一周を達成! |
マゼラン本人は途中で亡くなったけれど、船隊としての偉業は世界史に刻まれました!
3. 世界一周の意味
- 地球が“丸い”ことが証明された
- 海の航路が広がり、地図の精度が上がった
- 香辛料を直接手に入れるルートを発見した
- 貿易・植民地支配への流れにつながっていった
キーワードまとめ
用語 | 内容 |
---|---|
マゼラン | スペインの船隊を率いて世界一周を成し遂げた探検家。途中で戦死 |
マゼラン海峡 | 南アメリカの南端にある、太平洋への難しいルート。船の通過には危険が多い |
世界一周 | 地球をぐるっと回って出発地に帰ること。マゼラン船隊が初めて達成 |
香辛料 | ヨーロッパで貴重な食料・薬。インドや東南アジアで産出された |
大航海時代 | 海の航路を使って新しい世界を見つけた冒険の時代 |
確認問題
確認問題(選択式)
- マゼランが目指した目的地は?
A. アメリカ B. オーストラリア C. インディアス(インド・東南アジア) D. 南極 - マゼランが見つけた海峡の名前は?
A. ベーリング海峡 B. 英仏海峡 C. マゼラン海峡 D. 喜望峰海峡 - マゼランはどこで亡くなった?
A. インド B. フィリピン C. アフリカ D. スペイン - マゼランの航海で証明されたことは?
A. 世界地図の完成 B. 地球が平ら C. 地球が丸い D. 太陽が動く - 世界一周を最初に達成したのは?
A. マゼラン本人 B. ポルトガル軍 C. コロンブス D. マゼラン船隊の一部
✅ 答え(記号+内容)
- C:インディアス(インド・東南アジア)
- C:マゼラン海峡
- B:フィリピン
- C:地球が丸い
- D:マゼラン船隊の一部
記述練習問題
- マゼランが目指した目的地と、その理由について説明しなさい。
- マゼランの航海で世界一周が達成されたことによって、世界にどんな影響があったか説明しなさい。
- マゼランが達成できなかった理由と、船隊としての成果についてあなたの言葉でまとめなさい。
✅ 解答例
1. マゼランは香辛料を手に入れるため、インディアスを目指して西回りの航海を始めました。香辛料はヨーロッパで高価だったため、直接入手できる航路を求めたからです。
2. 世界一周が達成されたことで、地球が丸いことが証明され、世界地図が正しく描かれるようになりました。また、貿易や植民地の広がりにもつながりました。
3. マゼランはフィリピンで争いに巻き込まれて亡くなりましたが、船隊の一部がスペインに帰ってきたことで世界一周は達成されました。本人ではないけれど、歴史に残る偉業だと思います。
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