皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の歴史について学んでいきましょう!
「室町幕府と鎌倉幕府のちがいって何?」
「管領や鎌倉府ってどういう役職だったの?」
足利尊氏によって開かれた室町幕府は、鎌倉時代とは全く異なる独自のしくみを持っていました。特に京都が政治の中心になったことで、地方をどう治めるかが大きなポイントになります。入試に出る重要語句をひとつずつ整理していきましょう!
室町幕府の成立
1. 幕府の位置が変わる! 京都 = 室町幕府の中心
まず押さえておきたいのが、幕府の「場所」です。
- 鎌倉幕府:関東(鎌倉)に本拠地
- 室町幕府:京都 に本拠地(足利氏の屋敷が室町通りにあったため「室町幕府」と呼ばれます)
京都が政治の中心になったことで、「遠く離れた東日本をどう管理するか?」という新しい課題が生まれました。これが後の「鎌倉府」の設置につながります。
2. 「管領」とは? 鎌倉幕府の「執権」とのちがい
将軍をサポートする役職の名前も変わりました。
- 管領(かんれい):室町幕府で将軍を補佐する最高役職。
- ちがい:鎌倉幕府の「執権」は北条氏が独占して絶対的な力を持ちましたが、室町幕府の「管領」は**有力な守護(細川・斯波・畠山氏など)**から交代で選ばれました。
3. 関東を監視する「鎌倉府」の誕生
鎌倉幕府のときに京都で朝廷を監視していた「六波羅探題」はなくなりました。代わりに、京都から離れた関東を統治するために置かれたのが 鎌倉府 です。
- 役割:関東地方の監視と統治を行う「出張所」のような存在。
- 背景:幕府が京都にあるため、武士の拠点だった関東をしっかり抑える必要がありました。
4. 守護から「守護大名」への成長
室町幕府の最大の特徴は、地方のリーダーである 守護 に非常に強い権限を与えたことです。
- 権限:軍事の指揮だけでなく、地域の裁判や年貢の徴収など、政治的な権利も強められました。
- 結果:守護は一国を支配する実力を持つようになり、 守護大名 と呼ばれるようになります。
5. キーワードまとめ
| 用語 | 内容 |
| 室町幕府 | 足利尊氏が京都に開いた幕府。三代将軍義満の時に全盛期を迎える。 |
| 管領 | 将軍を補佐する最高役職。有力な守護から選ばれた。 |
| 鎌倉府 | 関東地方を統治・監視するために鎌倉に設置された機関。 |
| 守護大名 | 幕府から強い権限を与えられ、地域を支配するようになった守護。 |
| 六波羅探題 | 鎌倉幕府が京都に置いた機関。室町時代には廃止された。 |
6. 基礎用語の確認問題(選択式)
【問1】室町幕府の政治の中心地はどこか?
A. 鎌倉 B. 奈良 C. 京都 D. 江戸
【問2】鎌倉幕府の執権に代わる室町幕府の政治補佐役は?
A. 守護 B. 管領 C. 執事 D. 町人
【問3】鎌倉府が設置された目的として正しいものは?
A. 貿易管理 B. 朝廷の補助 C. 関東地方の統治
【問4】室町幕府で守護が持っていた権限として正しくないものは?
A. 年貢徴収 B. 軍事指揮 C. 寺院運営 D. 地域支配
【問5】室町幕府で守護が成長した存在を何と呼ぶか?
A. 武士団 B. 地頭 C. 守護大名 D. 公家武士
7. 基礎用語の確認問題の答え
- 【問1】 C:京都
- 【問2】 B:管領
- 【問3】 C:関東地方の統治
- 【問4】 C:寺院運営
- 【問5】 C:守護大名
8. 高校入試対応:記述問題
【問題】
室町幕府が、わざわざ鎌倉に「鎌倉府」を設置した理由を説明しなさい。
【解答例】
幕府の本拠地が京都になったことで、遠く離れた東日本の武士を監視し、関東地方を直接統治・管理する必要があったから。室町幕府の制度は、「京都を中心にしつつ、地方(特に守護や関東)にどうにらみを利かせるか」を考えて作られました。
管領・鎌倉府・守護大名。この3つのキーワードを、鎌倉時代との違いを意識しながら覚えるのが点数アップの近道です!

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