皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史を学んでいきましょう。
奈良時代の文化(天平文化)を勉強していると必ずセットで出てくる「古事記(こじき)」と「日本書紀(にほんしょき)」。
「どっちも歴史の本でしょ?」「何が違うの?」と混乱してしまいますよね。
今回は、テストで絶対に間違えないための「見分け方のポイント」と「成立の順番」をわかりやすく解説します!
古事記と日本書紀の違い
1. どっちが古いの?(成立順)
結論から言うと、わずか8年差で古事記(こじき)の方が古いです!
- 712年:古事記(こじき)
- 720年:日本書紀(にほんしょき)
覚え方はとってもシンプル。「古い(ふるい)事(こと)を記(しる)す」と書くから「古」事記の方が先!と覚えてしまいましょう。
2. 性質の違い:ストーリー重視 vs 公式記録
この2つは、実は「書かれた目的」が全然違います。
| 特徴 | 古事記 | 日本書紀 |
| 読ませる相手 | 国内(天皇家の身内など) | 外国(中国や朝鮮半島など) |
| 内容のスタイル | 物語風で読みやすい | 公式記録としてカチッとしている |
| キーワード | 稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗記し、太安万侶(おおのやすまろ)が記録 | 舎人親王(とねりしんのう)らが編纂 |
- 古事記は、日本神話(ヤマタノオロチなど)が中心の「ワクワクする物語本」。
- 日本書紀は、「日本はこんなに立派な歴史がある国ですよ!」と海外にアピールするための「外交用公式テキスト」なのです。
3. 歴史の裏側:なぜ2つも作ったの?
奈良時代のキーワードは「天皇中心の国づくり」です。
当時、天皇の力を強くするためには、「天皇がいかに正当な血筋で、神様から続く素晴らしい家系なのか」を証明する必要がありました。そのために、国内向けの「古事記」と、海外向けの「日本書紀」という2つのアプローチで歴史を固めたのです。
4. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 712年に成立した、日本最古の歴史書は何ですか。
【問2】 720年に成立した、中国の歴史書のスタイルを参考にした公式の歴史書は何ですか。
【問3】 古事記を記録(筆録)した人物は誰ですか。
【問4】 帝王の系譜などを暗記しており、古事記の元となる内容を語り伝えた人物は誰ですか。
【問5】 古事記や日本書紀のように、天皇の力の正当性を示すために作られた、各国の地理や産物をまとめた本を何といいますか。
5. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】古事記
【問2】日本書紀
【問3】太安万侶(おおのやすまろ)
【問4】稗田阿礼(ひえだのあれ)
【問5】風土記(ふどき)
7. 高校入試に出る記述問題
【問題】
奈良時代、朝廷が「古事記」や「日本書紀」などの歴史書を編纂した目的は何ですか。「天皇」という言葉を使って説明しなさい。
8. 答え
天皇が日本を治める正当性や、その歴史の深さを国内外に示すことで、天皇中心の国づくりを進めるため。9. まとめ



コメント