皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく歴史の深掘りをしていきましょう。
前回の記事で、富山のおばちゃんたちが起こした「米騒動」が、国民の声を政治に届けるきっかけになったお話をしましたね。 「お米を安くしろ!」という叫びが日本中に広がったのと同じ頃、工場で働く人たちも立ち上がりました。それが今回のテーマ「労働争議(ろうどうそうぎ)」です!
「ストライキって何?」「なぜメーデーでお祭り騒ぎをするの?」 今の私たちが「当たり前」に受けている「1日8時間労働」や「週休」のルーツは、すべてこの大正時代の戦いにあります。受験に出るポイントを世界一わかりやすく解説します!
労働争議
1. 労働争議ってなに? ―― 働く人の「チーム戦」
労働争議とは、工場などで働く人たち(労働者)が、雇い主(社長や経営者)に対して、「給料を上げて!」「働く時間を短くして!」と要求し、話し合いや抗議をすることです。
大正時代は「大戦景気」で会社は大儲けしていましたが、物の値段(物価)も爆上がりしました。でも、労働者の給料はなかなか上がりません。 「これじゃ食べていけない!」と怒った人々が、個人の力ではなく「チーム(労働組合)」を作って戦い始めたのです。
2. 絶対に覚える!「ストライキ」と「労働組合」
テストでよく聞かれるこの2つの言葉、しっかり整理しておきましょう。
| 用語 | 意味(わかりやすく言うと?) |
|---|---|
| 労働組合 | 労働者が団結して作った組織。「数」で交渉するためのチーム。 |
| ストライキ | 「言うことを聞かないなら、全員で仕事を休むぞ!」という究極の抗議。 |
| サボタージュ | 過失に見せかけて機械を壊したり、わざとダラダラ働いて損害を与えること。 |

3. 日本労働総同盟 ―― 働く人の「連合艦隊」誕生!
最初は「友愛会」という、お互いに助け合う優しいグループから始まりましたが、1921年に日本労働総同盟(にっぽんろうどうそうどうめい)という強力な全国組織にパワーアップしました。
これにより、バラバラだった工場の争議が、日本全体の大きな動きへと変わっていきました。
4. 伝説の「第1回メーデー」 ―― 1920年、上野公園の熱狂

皆さんは5月1日が何の日か知っていますか? そう、「メーデー(労働祭)」です。 日本で初めてのメーデーは1920年、東京の上野公園で行われました。
- スローガン: 「8時間労働制の実施!」「最低賃金の保証!」「失業を防げ!」
- 熱気: 約1万人の労働者が集まり、赤旗を掲げてデモ行進をしました。「自分たちも社会を支える主役なんだ!」というプライドが爆発した瞬間です。
5. 労働争議で日本はどう変わった?
彼らの戦いは、決して無駄ではありませんでした。
- 労働時間の短縮: それまで12時間以上働くのが当たり前だったのが、少しずつ短くなっていきました。
- 政治への関心: 「自分たちの権利を守るには、選挙に行かなければならない」という意識が高まり、1925年の「普通選挙法」の成立を後押ししました。
- 社会の意識: 「労働者は使い捨ての道具ではない」という考え方が、少しずつ日本社会に浸透していきました。
6. 基礎用語の確認!一問一答(テストに出るよ!)
【問1】 労働者が賃金アップなどを求めて、集団で仕事を休む抗議活動を何といいますか?
【問2】 労働者が団結して、雇い主と交渉するために作った組織を何といいますか?
【問3】 1921年に結成された、日本最大の労働団体の全国組織を何といいますか?
【問4】 1920年に日本で初めて行われた、労働者の権利を主張する祭典を何といいますか?
【問5】 労働争議や米騒動などの盛り上がりを受けて、1925年に制定された25歳以上の男子に選挙権を与える法律は何ですか?
7. 一問一答・答え
【問1】 ストライキ
【問2】 労働組合
【問3】 日本労働総同盟
【問4】 メーデー(第1回メーデー)
【問5】 普通選挙法
8. 入試・定期テストに出やすい記述問題と答え
【問題】 大正時代に労働争議が急増した理由を、「物価」と「大戦景気」という言葉を使って説明しなさい。
9. まとめ







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