江戸幕府が成立して行った重要政策
武家諸法度とは
参勤交代とは
わかりやすく解説していきます
キーワード
・武家諸法度
・徳川家光
・参勤交代
武家諸法度~江戸幕府が定めた法律~
武家諸法度は江戸時代が定めた法律です。
ただし、武士限定の法律です。
庶民には関係なし。
朝廷にも関係なし。
主な内容
武家諸法度に良く出てくる内容が2つです。
一 諸国の城は、修理する場合であっても、必ず幕府に申し出ること。新しい城を造ることは厳しく禁止する。
一 幕府の許可なく、結婚してはならない。
城の修理禁止?
一 諸国の城は、修理する場合であっても、必ず幕府に申し出ること。新しい城を造ることは厳しく禁止する。
武家諸法度で城の修理は許可がなければ禁止されていました。
新しい城を作ることも禁止です?
どうして城を作ることを禁止にしたのかな?
城を修理することで城が強固になります。
もし、謀反を起こしたときに、城の守りが堅すぎると、攻めても時間がかかる。もしくは負けてしまうかもしれない。
それを防ぐために、城の修理すら幕府の許可制です。
家康に仕えていた福島正則は幕府の許可を得ずに城を修理した結果、領地を大幅に減らされました。ルール破りには容赦はありません。
勝手に結婚禁止?
一 幕府の許可なく、結婚してはならない。
大名同士の結婚は自由に行うことができませんでした。
どうして大名同士は自由に結婚できないの?
勝手に結婚をされると江戸幕府に都合が悪いからです。
大名同士の結び付きを強めて、力をつけて江戸幕府に反逆しないためです。
武家諸法度は
江戸幕府に逆らえないようにするためのルール
参勤交代~江戸と領地を往復~
参勤交代は1年おきに江戸と領地を往復することになりました。
領地に帰るときには、妻と子どもは江戸に残したままにします。人質です。
参勤交代は大名の大きな負担となります。
予算の半分以上が参勤交代の費用となっている藩もありました。
参勤交代に費用を使わせ反乱できる力をなくすためです。
江戸幕府三代将軍の徳川家光がつくった制度です。よく考えられています。
用語確認 一問一答
① 大名が許可なく城を修理したり無断で結婚をすることを禁止した法律
② 大名が1年おきに領地と江戸を往復する制度
③ ②の制度をつくった将軍
④ ②の制度を定めた理由
用語確認 一問一答 ~答え~
① 武家諸法度
② 参勤交代
③ 徳川家光
④ 費用を多く使わせることで、大名の力を弱めるため