皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の歴史について学んでいきましょう!
江戸時代が終わり、明治という新しい時代が幕を開けました。鎖国を解いた日本に、驚くべきスピードで欧米の文化がなだれ込んできます。人々の暮らしがガラッと変わったこの現象を、文明開化(ぶんめいかいか)といいます。
今回は、当時の日本人がどれほど衝撃的な変化の中にいたのか、具体例とともに見ていきましょう!
文明開化
1. 街の景色が大変身!
当時の錦絵(カラーの浮世絵)を見ると、江戸時代と明治時代のものがミックスされた不思議な光景が広がっています。
- 移動手段:徒歩や馬から、馬車や人力車へ。実は人力車も、西洋のタイヤ技術が入ってきたことで普及した明治の「新発明」なんです。
- 建物と街灯:木造建築の横に、オシャレなレンガ造りの建物が登場。夜になるとガス灯が街を明るく照らすようになりました。
2. 「ザンギリ頭を叩いてみれば…」人々の見た目の変化
見た目の変化も強烈です。当時の流行を象徴する言葉にこんなものがあります。
「ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」
江戸時代のシンボルだった「ちょんまげ」を切り落とした髪型がザンギリ頭です。
| 項目 | 江戸時代まで | 明治時代(文明開化) |
| 髪型 | ちょんまげ | ざんぎり頭 |
| 服装 | 着物・袴 | 洋服(軍隊や役人から普及) |
| 履物 | 下駄・草履 | くつ |
| 傘 | 和傘(紙製) | こうもり傘(洋傘) |
| 食事 | 魚・野菜中心 | 牛鍋(牛肉を食べる文化の定着) |
今まであまり食べなかった「牛肉」を食べる牛鍋(今のすき焼きのルーツ)は、文明開化のステータスでした。
「ちょんまげ」を捨てた日本人の決断とは?ガス灯が灯り、牛鍋の香りが漂う明治の街並みを大解剖。
テスト頻出の太陽暦やザンギリ頭、生活の変化をまるごと攻略!この記事を読めば、文明開化の「音」が聞こえてくる。成績アップ間違いなしの歴史ガイド!

3. 時間のルールも「世界基準」へ
明治政府は、人々の生活の根本である暦(こよみ)も変更しました。
- 太陰暦(旧暦):月の満ち引きを基準にした中国伝来の暦。
- 太陽暦(新暦):欧米が採用していた太陽の動きを基準にする暦。
1873年からこの太陽暦を採用したことで、「1日は24時間」「1週間は7日(日曜休み)」という、今の私たちが当たり前に使っている時間感覚が日本に定着したのです。
4. 基本用語のキーワード
テストで差がつく重要キーワードを表でまとめました!
| 重要単語 | 意味・ポイント |
| 文明開化 | 欧米の文化が入ってきて、伝統的な生活が急速に変化した風潮。 |
| ザンギリ頭 | ちょんまげを切り落とした髪型。文明開化の象徴。 |
| 牛鍋(ぎゅうなべ) | 文明開化によって普及した肉食文化。 |
| 太陽暦 | 月の満ち引きから、太陽の動きに基づいた暦(1日24時間など)への変更。 |
| 福澤諭吉 | 『学問のすゝめ』を書き、個人の独立と平等を説いた。 |
5. 基礎用語の確認問題(3問)
【問1】明治初期、欧米の文化が取り入れられて生活様式が大きく変わったことを何といいますか。
【問2】「〇〇頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」の〇〇に入る、ちょんまげを切った髪型を何といいますか。
【問3】明治政府が欧米諸国に合わせて採用した、太陽の動きを基準とする暦を何といいますか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 文明開化
【問2】 ざんぎり(頭)
【問3】 太陽暦
7. 高校入試対応:記述問題
【問題】
明治政府が暦を「太陰暦」から「太陽暦」に変更したのはなぜですか。理由を簡潔に説明しなさい。
【解答例】
欧米諸国の基準に合わせることで、外交や経済活動をスムーズにし、近代国家の仲間入りをするため。まとめ
文明開化は、ただ「オシャレになった」だけではありません。日本が欧米に追いつき、対等に渡り合うために、国を挙げてライフスタイルそのものをアップデートした一大イベントだったのです。今の私たちが使っている「靴」や「カレンダー」のルーツが、この激動の明治初期にあると思うとワクワクしませんか?





