江戸時代は様々な産業が発達
どんな産業が発達したのか
どこで発達したのか
わかりやすく、解説していきます。
キーワード
・佐渡金山
・石見銀山
・寛永通宝
江戸時代の産業の発達
① 江戸時代の漁業
漁業は網を使ったものが発達します。
千葉県九十九里浜では地引き網でいわし漁が行われました。
このいわしは「干鰯」に加工されてます。
紀伊(和歌山)、土佐(高知)では鯨を捕まえる「捕鯨」やかつお漁が行われました。
蝦夷地(北海道)では、アイヌ民族によってにしんやこんぶ漁が行われました。
② 江戸時代の鉱山
採掘や精錬の技術が向上し、鉱山の採掘量が増えました。
佐渡金山(新潟県)
石見銀山(島根県)
別子銅山(愛媛県)
足尾銅山(栃木県)
江戸幕府は鉱山を幕領としていたので、鉱山でとれる金、銀、銅は大きな収入源でした。
また、長崎での貿易で輸出品として活用されました。
金と銀は世界有数の産出量となりました。石見銀山は引き続き、世界トップレベルのさん主張を誇っていました。
③ 鉱山の開発により貨幣の発行
鉱山でとれる金・銀・銅を使い貨幣が発行されます。
金は慶長小判、慶長一分金
銀は慶長豆板銀
銅は寛永通宝
銅銭の寛永通宝は江戸時代に全国に流通していきます。
④ 現在につながる産業
・千葉、兵庫で醤油の生産
・京都、兵庫の日本酒造り
現在でも醤油、日本酒の有名どころです。
・京都の西陣織
・石川の輪島塗
・岩手の南部鉄器
伝統的工芸品に認定されているものも江戸時代に生産されています。
まとめ
- 江戸時代は網を使った漁が盛んになった
- 九十九里浜でいわし漁が行われ干鰯に加工された
- 鉱山開発で得た金・銀・銅は貨幣や輸出品として利用された
- 銅銭の寛永通宝は全国に流通した
- 醤油、日本酒、伝統的工芸品などは江戸時代から受け継がれている
用語確認 一問一答
① いわしは加工されて肥料の何になる?
② 江戸時代に新潟県にあった金山
③ 江戸時代に島根県にあった銅山
④ 江戸時代に全国に流通した銅銭
用語確認 一問一答 ~答え~
① 干鰯(ほしか)
② 佐渡金山
③ 石見銀山
④ 寛永通宝