明治時代の日本
欧米諸国に追いつくために様々な政策を行った。
「富国強兵」のために行った
殖産興業とは
徴兵令とは
どのような政策なのか
殖産興業は経済を発展させる政策
徴兵令は満20歳の男子が兵役の義務を課せる
富国強兵への道筋を
わかりやすく、簡単に解説していきます。
キーワード
・富国強兵
・殖産興業政策
・徴兵令
富国強兵
明治時代の日本
欧米諸国に追いつき、追い越すために「富国強兵」を行っていました。
「富国」とは「経済を発展させて国を豊かにすること」です。
「強兵」とは「軍隊を強くすること」です。
経済を発展させて国を豊かにし、軍隊を強くすること
「強兵」については、明治時代の三大改革の「徴兵令」が強兵にあたります。
「富国」にあたる政策が
「殖産興業政策」
です。
殖産興業政策~経済を発展させて資本主義の国にする~
殖産興業は「産業を移植し工業を興す」のことです。
略して「殖産興業」です。
産業を発展させて、経済を発展をさせるための政策
① 官営模範工場~政府が造った工場~
殖産興業では、経済を豊かにするために国が工場を作りました。
国が造った工場を「官営模範工場」と言います。
官営模範工場の1つが富岡製糸場です。
② 富岡製糸場~生糸をつくる工場~

当時では珍しいレンガ造りの建物
文明開化も進んでいることが分かります。
富岡製糸場は当時、世界最大規模の生糸をつくる工場です。
世界最高品質の生糸を生産していました。
生糸は蚕の繭から作ります。
蚕の繭には幼虫がいます。
幼虫が入った蚕の繭を煮るので、工場には悪臭が漂っていました。
ほぐした繭を伸ばしていき、生糸を作りました。
富岡製糸場を作る前は、手動で生糸をつくっていました。
富岡製糸場は完全機械化になったため、大量生産ができるようになりました。
富岡製糸場などの官営模範工場では、多くの外国人を雇っていました。かなりの高給を払い外国人を雇っています。

どうして政府は高いお金をかけ工場を造り、高いお金を出し外国人を雇ったの?
「富国強兵」のため
です。
優秀な外国人を雇うことで、欧米の技術を取り入れることができる。
日本をいち早く近代国家にして、欧米に追いつけ追い越すためです。
有名なこの絵の中にも外国人がいます。探してみてください。
③ 交通網の整備~鉄道網・蒸気船~

鉄道網が整備されました。蒸気機関車が日本でも走ります。
最初は新橋~横浜間だけでした。その後急速に鉄道網は全国に広がっていきます。
主に、主要な港と大都市とを結ぶ鉄道が先に開通しました。
港と結んだのは貿易のことを考えたからです。
さらに、蒸気船も日本で使われるようになります。
④ 通信網の整備

飛脚にかわり郵便制度ができました。
「前島密」が日本の郵便制度をつくる力になりました。
前島密は政府の仕事をこなしながら11年間も郵便のトップを努めました。
そのため前島密は「郵便の父」と言われています。
信号を送る電信網も明治時代に整備されました。
まとめ

- 富国強兵とは経済を発展させて国を豊かにし、軍隊を強くすること
- 富国のために殖産興業、強国のために徴兵令を行った
- 殖産興業は経済、産業を発展させて、国力をつけるための政策である
- 殖産興業の達成のために官営模範工場という国がつくる工場を設立した
- 官営模範工場の1つに富岡製糸場があり、世界最高品質の生糸を輸出した
- 交通網や通信網が発達した
用語確認 一問一答
① 経済を発展させて、軍隊を強くする
② 満20歳の男子が徴兵につく制度
③ 明治政府が経済を発展させるための政策
④ 国が造った工場のこと
⑤ 群馬県に建てられた生糸を生産する工場
用語確認 一問一答 ~答え~
① 富国強兵
② 徴兵令
③ 殖産興業
④ 官営模範工場
⑤ 富岡製糸場